能登半島地震の被災者らに「100円朝食」
菊華高等学校の生徒24名、卒業生2名の計26名が令和7年7月6日、「おいしく温かい食事で喜んでもらい、被災地の皆さんとの交流を楽しみたい」との願いから、能登半島地震で被災した石川県七尾市で開催された「ほっとカフェ七尾」のオープニングイベントに参加し、被災地の高齢者の方々に無料で「100円朝食」メニューを提供しました。
現地では、インタビュー形式で被災体験のお話を伺い、さらに、NPO代表の方から「本当の意味で人に寄り添うとはどういうことか」というテーマでご講話をいただきました。参加した生徒や卒業生はもちろんのこと、教職員にとっても学びが多く、とても意義深い交流となりました。また、主催者の方や被災地の方から参加生徒の素直さや優しさ、気配りなどに大変感動し、元気をもらえたとのお言葉をいただきました。帰りには、たくさんの支援物資をお譲りいただきましたので、2学期の100円朝食で利用させていただく予定です。今後もこうしたご縁を大切にし、活動理念である「心を結ぶ」ことを念頭に置いて活動していきたいと思います。


100円朝食は、本校教員が朝食を食べない生徒が多いことを心配して栄養を取ってもらうために企画し、令和6年5月から普通科フードクリエイトコースの生徒を中心に始め、PTAや後援会の方々などからご支援をいただきながら、本校生徒にこれまで14回にわたり提供してきました。
この様子は、令和7年7月4日付の中日新聞朝刊「市民版」、同年7月13日付の南信州新聞朝刊に取り上げていただきました。