研修会と新春の慶び「ソプラノ・リサイタル」を開催
今年最初の学園研修が令和8年1月17日、名古屋産業大学文化センター3階大ホールで行われ、教職員約160名が新たな気持ちで参加しました。
高木弘恵理事長は年頭の挨拶で、「今年の干支は丙午で、この年は一般的には飛躍や前進を象徴し、成長を願うのに最適な年とされています。物事をプラスに捉えて、前向きの姿勢で取り組んでください。昨年12月末に、名古屋経営短期大学への入学を希望する留学生を新規開拓するためにベトナムへ行きましたが、現地の人々は日本で学びたい、働きたいと希望する人が多いことを改めて感じました。2026年は国内外問わず、それぞれの地域における学校間の協働活動の連携や学びの機会の提供に取り組み、地域に開かれた信頼される学校づくりを目指していきます。名古屋経営短期大学においては、インターンシップや教員と学生の相互交流を通して留学支援を深めていきたいと考えています。また、名古屋産業大学においては、学長補佐の伊藤雅一教授が率いる環境経営研究所は、脱炭素社会実現に取り組む人材を育てることを目的としたゼロカーボンスクール教育を展開し、ベトナム、台湾、韓国、インドネシア、ネパールで環境教育を広めています。昨日、愛知県立旭野高等学校で行われたゼロカーボンスクール教育で活用する教育機材の寄贈に係る贈呈式に出席するなど、地域や社会との連携を深めながら、脱炭素社会実現に取り組む人材を育てるための環境整備の促進を図っています。今後は、22世紀の社会を生き抜くために様々な変化に適応できる力を育むことが重要であると思っています。最後に、今年はトリプルA、①明るく元気に、②温かく助け合って、③愛情教育を持っての3つの心得で、前向きに挑戦し続けていきたいと思っています」と述べられました。

続いて、尾張旭市役所健康課の保健師である南埜美保氏に「働く世代の生活習慣予防 ~高血圧、糖尿病、脂質異常を中心に~」をテーマにご講演いただきました。働く世代が抱える目に見えない慢性疾患として、糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、虚血性心疾患、脳血管障害、脳卒中、高尿酸血症(痛風)、肺がん、肝臓がんや食道がん、大腸がんなどが挙げられ、①不規則な食生活、慢性的な運動不足、過剰な喫煙、多量の飲酒、ストレスなどを日頃から不摂生な生活習慣を続けていると、その発症のリスクが上がること、②生活習慣病の大きな特徴として、別名「サイレントキラー」とも呼ばれるほど、自覚症状がほとんどまま、体の中で知らず知らずに動脈硬化が進行し、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの命に関わる恐ろしい疾患を引き起こすこと、③生活習慣病の中でも国民病ともいわれ、多くの人が悩んでいる高血圧、糖尿病、脂質異常を中心に疾患の知識、今日からできる簡単な予防や改善のヒントについて詳しく解説していただきました。


そして、3階大ホールから2階音楽室に移動して、ウクライナの首都キーウ出身で「ウクライナの歌姫」と称されるオペラ歌手で、世界を代表するバンドゥーラ(ウクライナ民族楽器)奏者であるオクサーナ・ステパニュック氏と、歌曲・オペラや弦楽器の伴奏を中心にアンサンブルピアニストとして活動されている尾崎風磨氏による「オクサーナ・ステパニュック ソプラノ・リサイタル」が行われました。最初にオクサーナ・ステパニュック氏が、尾崎風磨氏のピアノ伴奏で「O mio babbino caro(オ・ミオ・バッビーノ・カーロ)」の歌曲を披露すると、透き通る高音と華麗な技巧を駆使した歌声が響き渡り、会場から歓声が上がりました。その後、「キーウの鳥の歌」の歌曲が披露され、続いて、尾崎風磨氏が繊細かつ表現力豊かなに「ひまわり」の曲をピアノソロで演奏されました。そして、オクサーナ・ステパニュック氏は、映画音楽の名曲「サウンド・オブ・ミュージック」など多彩な表現力で8曲を披露されました。すべてのプログラムが終了した後、会場に響き渡る大きな拍手とアンコールの声に応えて、オクサーナ・ステパニュック氏と尾崎風磨氏が再び登場し、「Ave Maria」「Amazing Grace」ウクライナの歌「Києве мій」日本の歌「ふるさと」の4曲が披露され、伸びやかな美しい歌声が参加した教職員を魅了していました。




リサイタルのプログラム途中で、ウクライナの平和と故郷への思いを込めて、オクサーナ・ステパニュック氏が、今回特別に参加されたNPO法人日本ウクライナ文化協会理事長の川口リュドミラ氏と一緒にウクライナの歌を歌唱するシーンがあり、とても穏やかで心温まる素敵な時間となりました。

参加した教職員は「今回の学園研修は、生活習慣病予防の研修の他、新春ソプラノ・リサイタルならではの臨場感と優雅で奥深いオペラ歌手の歌声に触れることができ、特別な体験となりました。とても有意義な時間を過ごすことができました」と感謝の言葉を述べていました。講演者の南埜美保様、公演者のオクサーナ・ステパニュック様、尾崎風磨様、誠にありがとうございました。





