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令和6年度4月学園研修を開催 新年度を迎え、新たな気持ちで教職員ら約170人が参加

今年度はじめての学園研修が令和6年4月13日、名古屋産業大学文化センター3階大ホールで開催されました。研修には約170人の教職員が参加しました。

高木弘恵理事長は、参加した教職員を前に新年度の挨拶と令和6年度の方針についてお話しされました。新年度の挨拶では「世界社会が急激に変化する時代の中、学校教育を取り巻く環境が目まぐるしく変わる教育業界の現状課題と今後の動向も踏まえながら、2024年度は①世界経済の現状と見通し、②気候変動への適応に係る取組、③デジタル経済への移行、④M&Aの加速、⑤政治の在り方など、様々な要因により変化する社会の現状と課題に目を向けて、時代や社会の変化に的確に対応することが求められる。また、急速な経済成長とともに、今日のインドの外交の軸であるグローバル・サウスの戦略やインドのGDPの成長率の見通しについて触れ、高い成長率を持続しているアジア諸国が経済的に発展してきている一方で、日本経済は停滞を続けている。そのため、昨今の日本では様々な業種で国境を越えた新興国でのビジネス拡大を積極的に進め、世界に展開する企業の経済活動や諸国間の企業交流を活発化させている。こうした背景から、異文化を理解し、広い視野を持つグローバル人材が広く求められている。さらに、日本は食、健康、観光、アニメや漫画、エンタメなどが世界から注目を集めていることをビジネスに導入し、経済の活性化や異なる文化間の相互理解の促進を図り、世界とのつながりをさらに深めようと様々な取組を行っている。日本企業は新たな市場を求めて海外事業を展開し、持続的な経済成長の実現に向けて取り組んでいる」と述べました。その上で「令和6年度は新たに異文化の理解や異なる文化間のコミュニケーションを通じて海外の人とつながりを得る機会を提供することを目指していきたい。建学の精神に則り、愛情教育と職業教育を通して、時代の変化に先駆けながら実学を教え、社会が求める人材を輩出して行くこといくことが学園の使命である」と述べました。そして、令和6年度の方針では、令和6年度に各学校が取り組むべき重点テーマと重要課題を掲げ、事業活動収支の黒字化に向けた新たな方針を打ち出しました。その中で、「愛情教育という理念のもとに学生・生徒・園児を第一に考え、職業教育をとおして、全体課題に掲げる①事業活動収支の黒字化、②姉妹校との連携強化、③地域・企業、海外との連携教育の実践に重点を置いた教育活動を行い、目標達成に向けて組織的に取り組んでいただきたい」と述べました。

新年度あいさつをする高木理事長
令和6年度方針について説明する高木理事長

山口淳本部事務局長より、学校法人会計基準における教育研究活動キャッシュ・フローの動向や運用資産と外部負債の関係、事業活動収支差額の状況を通じて、経営悪化の兆候を発見・認識することができる「経営判断指標判定表」に基づいた平成28年度から令和5年度予算までの本学園の経営状態と、令和4年度から令和12年度予想までの在籍者数推移計画をもとに各部門の収支差額の財務状況について説明されました。財務から見た本学園の現状を踏まえた上で、各部門が自立に向けて積極的に取り組むよう、令和6年度における目標値が示されました。

令和6年度経常収支の見通しと指標・数値目標を説明する山口本部事務局長

令和6年度入学者数を増やした菊武ビジネス専門学校の鈴木悦子校長が、令和5年度に取り組んだ広報戦略成功のポイントについて解説されました。鈴木校長は「入りたい、入れたい学校を目指し、中学校の先生方に安心して学んでいる生徒の姿や活躍している姿を見てもらう学校公開、中学校へ出向いて生徒に学校の魅力を知ってもらう進路説明会に力を入れたことで、体験入学に参加する生徒が大幅に増えた。令和6年度はもっと学校を知ってもらうために、プログラミング&アニメーションコース、就職・進学100%保証、学び直し、資格取得、楽しい学校生活を発信していきたい」と述べました。

令和5年度広報戦略成功のポイントについて解説する鈴木校長

令和6年度より改組して新たにスタートした名古屋経営短期大学別科(総合ビジネス専修)について紹介され、山本芳功別科長は「令和6年度は60人が入学した。別科は外国人留学生に対して、未来キャリア学科、介護福祉学科の予備教育、準備教育、軽度の技術教育を行うことを目的とした1年課程である。未来キャリア学科の領域である情報と観光、介護福祉学科の領域である介護に関する基礎的な知識・技能を学ぶとともに、日本語能力試験N2の取得を目指す。修了後には名古屋経営短期大学、名古屋産業大学への進路選択を促していきたい」と述べました。

名古屋経営短期大学別科(総合ビジネス専修)の概要を説明する山本別科長

続いて、令和6年度より入学可能地域を変更して新たにスタートした菊華高等学校通信制課程(広域)について紹介され、伊集盛敬教頭は「昨今、高等学校全日制課程の学校生活に馴染めずに中途退学、長期欠席をする者が年々増加している、貧困家庭で通学できない状況にあるなど、様々な課題を抱える生徒に学習機会を提供することが必要である。令和6年度より入学可能地域を愛知県から生徒が通学しやすい愛知県、岐阜県、三重県の東海3県へと拡げ、広域通信制として通信教育の質の確保・向上を図っていく。今後は中部10県、全国47都道府県への拡大を目指していく」と述べました。

菊華高等学校通信制課程(広域)の概要を説明する伊集教頭

本年度に就任された名古屋産業大学、名古屋経営短期大学、菊華高等学校、菊武ビジネス専門学校、専門学校名古屋ウェディング&フラワー・ビューティ学院、菊武幼稚園の新任教職員30人が紹介されました。壇上に上がり、一人ひとりが意気込みや抱負などを語り、自己紹介を行いました。高木理事長は「これから子どもたちの育みを支える教育という大きな役割を担うことに責任と覚悟を持って、日々精進していただきたい。皆さんのこれからの活躍を心から期待している」と言葉を述べられました。会場から温かい言葉と大きな拍手が送られていました。

自己紹介をする新任教職員
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