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令和5年度9月学園研修を開催 学校におけるメンタルヘルスについて学ぶ

令和5年9月9日、令和5年度9月学園研修が名古屋産業大学文化センター大ホールで開催され、約120名の教職員が参加しました。

第1部では、菊武ビジネス専門学校の生徒12名と菊華高等学校の生徒12名で構成する東北ボランティアチーム「二代目 TSUBASA」が本年8月8日から8月12日にかけて、「繋ぐ、万感、咲かせる」を活動テーマにして、宮城県気仙沼市の小泉地区、波路杉ノ下地区、宮城県本吉郡南三陸町、宮城県石巻市で実施したボランティア活動を振り返る報告会が行われました。

東北でのボランティア活動として、宮城県気仙沼市の「小泉ふるさと村」では震災時の自給自足生活の体験や、人との繋がりを大切にし、地域への貢献を目的としてチーム自らが製作したベンチ2脚の贈呈式を行い、宮城県気仙沼市の「宮城県気仙沼向洋高等学校」(震災遺構)、「杉ノ下慰霊碑」、「東日本大震災遺構・伝承館」、「小泉津波記憶石・小泉防潮堤」、宮城県石巻市の「大川小学校」(震災遺構)では現地の語り部ガイドの方からお話を伺いながら、実際に残された震災当時のままの建物などを見学しました。そして、「小泉地区集団移転団地」では桜前線セレモニー、宮城県本吉郡南三陸町の「平成の森」ではワークショップを行いました。

報告会では、生徒たちが会場のスクリーンにそれぞれ地域での活動写真を映しながら、現地の語り部ガイドの方から講話を受けた震災当時の様子や復興が進んだ現在の様子などを説明しました。そして、今回のボランティア活動を通じて、生徒たちは「自分たちのこととして、今後の大規模自然災害等に備え、事前防災や減災についてもっと考えていかなければいけないことの大切さを痛切に感じました」と語っていました。参加した教職員は熱心に聞き入り、時にはそれぞれの生徒の思いがあふれる言葉に涙ぐむ姿も見られ、それぞれの報告が終わると大きな拍手が沸きあがっていました。

最後に、生徒たちは「復興に向けて、現地の多くの方々の優しさに触れ、また厳しさ、辛さ、復興への思いについての生の声を聴かせていただき、貴重な経験をさせていただくことができました。このような発表の場を設けていただき、本当にありがとうございました。先輩に続いて、今後の学校生活と次の活動に繋いでいけるように努力を積み重ねていきます」と話していました。その姿は真剣な表情と姿勢がとても清々しく、充実した気持ちで満ち溢れていました。

第2部では、医療法人社団上桜会ゆうメンタルクリニック(東京都台東区)の精神科治療アドバイザーの水口高志氏を講師にお招きして、「学生、生徒、園児ひとりひとりのメンタルケア、心のケアは十分にできていますか?」をテーマにご講演いただきました。水口氏は、最初に厚生労働省と警察庁の発表によると、2022年に自殺した小・中・高校生が過去最多の514人となり、月別に見ると6月が62人ともっとも多く、続いて9月が57人、3月が48人に上っていること、その原因として多いのが「うつ病」であり、15人に1人が発症する心の病気であることについて触れられました。そうした中で、子どももうつ病を発症するリスクがあり、放置してことで炎症が起こったり、またいつまで経っても治らず、どんどん悪化してしまう可能性があることから、いわばうつ病は心の骨折で、自殺防止の観点から早期発見と病院での早期治療が必要であると説明されました。そして、コメントのマンガを取り入れながら、うつになる3つの思考、うつにならないためのテクニックなどをわかりやすく説明していただきました。また、うつにならないための最新の方法として、ゆうメンタルクリニックの医師と東京大学医学部附属病院の医師が共同で開発したココロを強くするトレーニング法「ワード・アイズ・トレーニング」について解説していただきました。

講演後の質疑応答では、水口氏は親身になって、事前に教職員から寄せられたさまざまな質問に対して、一つ一つ丁寧に説明されました。参加した教職員は熱心にメモをとりながら、真剣な表情で水口氏のお話に聞き入っていました。学校におけるメンタルケア、心のケアについて、多くのことを学ぶことができました。最後に、教員は「早速、来週からうつにならないためのテクニックを活用していきたい。日常から生徒たちの心のケアに努めていきたい」と力強く感想を語っていました。

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