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名産大がドローンで上空のCO2濃度を初測定、詳細なデータで削減目指す

名産大屋上からドローンを飛行させCO2濃度を測定する

地域のCO2濃度を調査している名古屋産業大学は、6月19日からドローンを使って上空30メートルの観測にも乗り出しました。空間のCO2濃度を詳しく観測することで、地域レベルのCO2削減に役立つと期待されています。

伊藤雅一、岡村聖、林敬三の3教授と河村陽介講師の共同研究プロジェクトです。現在は名産大を含めた地表付近の観測では、建物の周辺で濃度が高いところが見つかっています。建物の陰でCO2が滞留するものと考えられています。

建物と同じ地点の上空で測定することで、濃度の変化がより詳細に判明するものとみられています。伊藤教授らは「地域環境の評価の基礎となるデータを収集したい」と意気込んでいます。

昨年、企業からの助成金で濃度測定器が搭載可能で、観測地点に早く、正確に移動することが可能な業務用のドローンを導入しました。ただ、業務用ドローンは、飛行させるには免許が必要なため、ホビー用のドローンも購入して春ごろから、学生らも含めて訓練を重ねてきました。

学生が中心となった調査活動をより充実し、本年度中には三重県の高校でも高大連携教育の一環としてドローンを使った濃度調査が予定されています。

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